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アニメ界のモーツァルト・越部信義さんと懐かしい昭和 [アニメ]

アニメ界のモーツァルトこと、越部信義(こしべのぶよし)さんが、
2014年11月21日、脳梗塞と肺炎の合併症のため
東京都内で亡くなられました。
81歳でした。

越部信義さんと聞いても、世のお父様方にはピンとこないかも
知れません。

アニメ界のモーツァルト!?
なぜ? どうして?

と思われることでしょう。
それもそのはず。
この称号は、僕が勝手に名付けたんですよ。

越部信義さんが亡くなられたことは、今朝の新聞記事で読みました。
特にスポーツ新聞とかは、「ジョニー大倉さん死去」
の方が、はるかに大きな扱いです。

でも、いくらジョニー大倉さんのファンのあなたであっても、
越部信義さんの作られた楽曲くらい聴いたことあるでしょ?
少なくとも昭和30年代〜40年代にかけて少年時代を過ごしたお父さん方。
そうです。あなたなら、100回以上は聞いているはずなんですけどねぇ。

前フリが長くなってしまいました。
では、どういった楽曲があるのでしょうか。


まずは童謡から
「おもちゃのチャチャチャ」
ほら、口ずさむことが出来るでしょう?
あの曲。
実は作詞は、野坂昭如さんなのだそうです。

野坂昭如さんは他に、伊東に行くならでおなじみの「ハトヤCMソング」
「ハウス・バーモントカレーの唄」の作詞も手がけています。
ちなみにどちらの曲も昭和を代表するいずみたくさんの作曲です。
越部さんではありません。念のため。

え!? あなた作家の野坂昭如さんを知らない?
僕もこの方の本は、ただの一冊も読んだことなどありません。

でも
「ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか… みんな悩んで大きくなった」
でおなじみの「サントリーゴールド」のCM。
昭和51年。ロッキード事件が政界をゆるがし、モントリオール五輪
も開催された1976年のCMです。

野坂昭如さんの映像は、映画監督・大島渚さんへ強烈な右フックを放ったシーンとともに
今でもYouTubeで確認する事ができます。

すみません。
ついつい懐かしさのあまり、話が脱線してしまいました。


ではテレビアニメに目を向けてみましょう。
「サザエさん」こちらの番組内で流れる曲(劇伴)を
担当されていたのが越部信義さんです。
「マッハGoGoGo」はアメリカでは実写版が映画化されました。
鉄人28号の「正太郎マーチ」って、どんな曲だったか覚えてますか?

タツノコプロのアニメ作品の楽曲も数多く手がけておられます。
「昆虫物語 みなしごハッチ」
「樫の木モック」
「けろっこデメタン」


藤子不二雄さんの漫画
「ドラえもん」「パーマン」がテレビアニメ化された
ときにも音楽は越部信義さんが担当しました。


CMソングはどうでしょうか
「光る東芝の歌」と聞けば、「ベルトクイズQ&Q」の司会を担当された押阪忍さん
のナレーションを思い出される方も多いですね。
そう、「東芝日曜劇場」のオープニング曲でした。
古くは崎陽軒CMソング「シウマイ旅情」なんてのもあります。

NHKの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」に関しては四半世紀もの間、
音楽を担当していました。


すべての曲目をここで紹介する事は出来ません。
Googleで検索してみてくださいね。

アニメ界のモーツァルト

越部信義さんの偉大な功績が
おわかりいただけたでしょうか?


どうです。懐かしい昭和がよみがえってくるでしょう?
ここまで書いていると、不覚にも目頭が熱くなってきました。

今夜の飲み屋トークのネタ満載ですよね。


今夜は越部信義さんを偲びつつ、懐かしい昭和に思いを馳せてくださいね。
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